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ほぼ強制的に「人間ドッグ」にぶち込まれました。 ワン! 年齢的にも、このあたりで頭から足の先まで調べておこうとなったワケですが、 イイ時期かと思います。 で、朝も早よからドッグ専門病院へ。 着替えを済ませ、ロビーに通されるとラグジュアリーな絨毯やソファ • 装飾に面食らう。 ここは、噂の豪華人間ドッグか!? 案内役も一人の患者に一人つくマンツーマンぶり。 おまけに、説明から誘導、立ち振る舞いも見事に教育されている。 街のギスギスした病院や看護師さんとはワケが違う。 優雅な空間です。 「お待たせしました。⚪️⚪️イサオ様。触診でございます」 「ございます。。。」ですよ。そんなお言葉、久しく聞いて、あぁ〜 惜しい〜!! 丁寧なんだけど名前が、、、、 「⚪️⚪️イサムです」 なんてこともありつつ、あっちこっちと身体をいじくられていると、なんだか心配が 湧いてくる。 そろそろ、何かが身体に現れてもイイ年かも。 未確認物体との未知との遭遇的な………… 第一候補は、DNAからして「癌」 親族、み〜んな癌で逝ってますから。 由緒正しい癌家系です。 「次はレントゲンです。⚪️⚪️イサオ様に間違いありませんか?」 「だから、イサムだって、、、」 思えば、親父が癌になったのは この年だったハズ。 こんな早くけら病魔に襲われたワケか、、、 そういえば、最近は胃がシクシクする。 アリ塚から這い出る蟻のようにいろいろと考えはじめる。 親父は無口だったせいか? 知らされたのは末期だった。 何故、何も言わずに仕事ができたのだろう? 何故、愚痴ひとつ言わずに闘えたのだろう? 何故、弱音ひとつ吐かなかったのだろう? 病院という場所は、人を感傷的にさせる。 「エコー検査でございます。⚪️⚪️イサオ様でよろしいですね?」 「イ • サ • ム。虫のム!!」 自分は、親父のようにはできない。 癌と分かった日から、グスグスのグッチャグチャ。 子供達に弱音は吐くだろうし、仕事にも大きく影響するに違いない。 最近は、同年代の悲報を耳にするようになった。 嫌ですね〜 いつの間にか、そんな年になったことが苦々しい。 悔しいだろうな〜 なので、残り時間に何をやっておくか!! これ、大事。 「MRI検査でございます。本人確認をさせていただきます。⚪️⚪️イサオ様ですね」 「はい。もうイサオです」 で、死ぬまでに何をやっておくべきか、、、 まず、なんといっても宝クジを当てておきたい。 それも億単位のヤツをドカ〜ンとッ!! そして、それが0になるまで使い切りたい。 これです。これ。 うん?子供に残さないのかッて? なんで? 無理無理無理。 ヘタに残したら喧嘩のもとになる。 もう〜全〜部、使う。 0になるまでキレイきっぱりと。これに限る。 0まで、使い切れたら大満足!! 多分、やり残したことは無くなるハズ。 これが一番です。 「最後にエコー検査でございます。念のためにお名前を、、、、」 「私は⚪️⚪️イサオです!! ワン」 PS. 検査後の食事です。 スープから始まり、コースで出てきました。 なんちゅう人間ドッグだ!!
by tokyo-rextv
| 2014-12-04 08:54
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