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眠い目をこすりながらリビングに上がると、愛猫エースが窓の外を凝視。 つられて覗いてみると、そこには10人ほどの警官と私服刑事が前傾姿勢で連なっている。 えッ!? なに? ドッキリ? 何人かと視線が交差し、ただ事ではないことを察知すると、思わず窓から上半身を乗り出す すると、一人の私服がシッーと口元に指を立て、そして追い払うかのように手を振る。 ホント、なに? そのシリアスな空気に、半歩、後ずさり。 それでもガラス越しに獲物を狙う大きな猫のような集団の先頭に視線を移すと、 隣のアパートの入り口へ。 今にも突入する勢い。 昔の浅間山荘事件の警官隊のよう。 その本気度からするとサリンでも作っている勢い。 いやいや、これはテロリストが爆弾でも作っているに違いない。 それも、腹に爆弾を巻きつけ、片手に起爆装置を持って、今にでも出てくるハズだ。 固唾を呑む。耳を立てる。 と、部屋へのインターホンを鳴らす。 ピンポ〜〜ン なるほど、宅急便にでも装って突入する気か。 つまり、それほど危険な状態と言うわけだ。 「…………………はい」 「警察だ」 あっと、素直に言った。 《宅急便装い作戦》でなく《正直に言おう作戦》だったか、、、 テロリストも意表を突かれたハズ。 さすが、世界に誇る日本の警察。 「はっ?」 「警察だ。カギを開けなさい」 そんな、開けるアホなテロリストがいるものか。 今頃、腹に爆弾を締めているに違いない。 ガチャ。 開いたよーーーー なんで開ける!? わかった。 部屋まで警察を誘い込み、一人でも道連れに自爆する作戦をとったか!? 自爆テロ。 ということは、我が家も危険だ。 すぐに退避せねば、、、、 と、オロオロしているとテロリストが確保され出てくる。 捕まった? 早ッ!! いったい何だ? 刑事に両腕を抱えられた出てきたのは30代前半の男。 中近東系の彫りの深い顔つきでなく、平たい日本人そのもの。 起きたてで寝癖が凄い。 身体をくの字に曲げて、お腹を両手で大事そうに抑えている。 あッ、やっぱりお腹には爆弾が、、、、自爆か!? 素早くパトカーに乗せてられけたたましいサイレンを鳴らして連行。 行っちゃた………………………… 「おまわりさん、何?」 2階から声をかけると、完全無視。 「おい、地元住民として知る権利があるゾ。説明しろ。こんな朝早くからいい迷惑だ。 テロだろ。自爆テロだろッ!」
すると一人の警察官が顔をあげた。 「下着泥棒の常習犯だよ」 へッ? ………………………………………………… お腹に忍ばせていたのは下着だったか、、、、、、、実話です。
by tokyo-rextv
| 2015-06-08 00:07
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