カテゴリ
以前の記事
最新の記事
最新のコメント
フォロー中のブログ
メモ帳
ブログパーツ
記事ランキング
画像一覧
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
外部リンク
ファン
ブログジャンル
|
支えるのは人生に足踏みする息子。 舞台は、ど田舎のネブラスカ。 地平線が見える荒野。 登場人物は、みんなジーンズにネルシャツ。 そして、全編モノクロ。 田舎の日常中の日常を描いた作品。 って、そんな地味な映画のどこが面白いのか? 陰気臭い。 映画はエンターティメントでないとッ!! そう、ドバッとババンと派手じゃないと!!と思いきや。 これがなかなか、沁みるんです。 毛細血管にまで温かくて柔らかい、それでいてちょっと侘しい感情がいきわたります。 ほとんどの人生を田舎町で暮らしてきた父。 幼なじみと結婚し、地元で修理工を営み若い頃から、無口で酒好き。 妻からは小言を言われ、息子達にも疎まれ気味。 そして、たいして誇れるものもない。 何を目的に、残りの時間を過ごしていけばいいのか? 昔を振り返る趣味もなく、タチが悪いことにヘタな同情を受け入れられない頑固な性格。 不器用なんです。 そんな父が、雑誌広告用のクジに当たったことを信じ、当選金を受け取りに旅へと出る。 ただの人集め、いかさまクジと家族が反対するも、頑として聞かない。 渋々、つき添う息子。 これが、半径数百メートルで生きてきた老人にとっては大冒険に、、、 小さな勘違いや小さな自慢をキッカケに、いく先々で事件を呼ぶ。って、天地がひっくり 返るほどの出来事では無く、ささやかな事件。 いや、いつもの毎日にほんの少しだけ風が吹いた程度のこと。 でも、そこには人間が生きてきた証と、人生の機微が垣間見れる。 そして、男同志の寡黙な親子愛。 沁みます。 小さな出来事から垣間見れる人間達の どうしようもない横顔と立ち塞がる現実に 「つい人間だもの」と《あいだみつお》になったりして、、、
なかなか考えされられる映画です。⑦。。。
by tokyo-rextv
| 2015-06-14 07:07
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||